はじめての離婚調停

キョロキョロ「離婚調停とはどのようなものなのでしょうか?」

 

ニコニコ「裁判所で第三者の関与のもと,離婚に関する話し合いをしていくものです。」

 

 

キョロキョロ「裁判所と聞くと,ちょっと怖いのですが・・。」

 

ニコニコ「いえいえ,家庭裁判所のなかにある調停室という小さな部屋にて非公開の形式で行うもので,通常の裁判(公開法廷)とは異なりますので,全く怖くありませんしよ。家庭裁判所は,地方裁判所と違ってこじんまりとしていて役所みたいな雰囲気かもしれません。」

 

 

キョロキョロ「相手と会わないといけないのですか?」

 

ニコニコ「交互に調停室に入るので対面することはないです。

原則,①手続きの説明,②成立のときに顔をあわせることになりますが,直接話したりすることはないので大丈夫です。

最近,①手続きの説明については,顔をあわせたくない希望を言えば,それぞれ手続きの説明を実施してくれることがあります。

裁判所のほうで,出頭時間や帰宅時間もずらしてくれることが多いので,帰りのエレベーターでたまたま会うってことも滅多なことがない限り,ないです。」

 

 

キョロキョロ「ところで,第三者とは・・誰が話し合いに参加するのですが?」

 

ニコニコ「調停委員2名(男女各1名)です。

裁判官も調停委員と意見交換を行い,事件を把握しております。

裁判官,調停委員2名で調停委員会というものを作って,進めていくのです。

ただ,裁判官は,調停成立・不成立時しか調停室には顔を出しません。」

 

 

キョロキョロ「調停委員はどのような方なのでしょうか?」

 

ニコニコ「【調停委員は,調停に一般市民の良識を反映させるため,社会生活上の豊富な知識経験や専門的な知識を持つ人の中から最高裁判所によって選ばれています。具体的には,弁護士,医師,大学教授,IT専門家,公認会計士,不動産鑑定士,建築士などの専門家の他,保護司,カウンセラー,消費生活アドバイザーなど,社会で幅広く活躍してきた人です。】(抜粋引用サイト:日本調停協会連合会 )」

 

 

キョロキョロ「なるほどですね。離婚調停で弁護士をつけるメリットは何ですか?」

 

ニコニコ「弁護士によって様々な見解があると思います。私は,以下のとおりかと思います。

①証拠や事実に基づいて主張書面を期日前に提出することで,予め裁判官や調停委員に主張や争点をはっきりさせ,好印象を与えることができる。

②状況が有利・不利がわかる。

③訴訟になったときのリスクやメリット,裁判例の見解や相場など,実務の感覚を教えながら手続きを進めていくことができるので心強い。

④請求できるもの・できないものが明確になる。

⑤裁判所に正式なかたちで証拠を提出できる(甲号証,乙号証,証拠説明書,婚姻関係財産一覧表)。

⑥調停委員の言いなりにならない。」

 

 

キョロキョロ「どうもありがとうございます。」

 

 

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