車を運転している方々は右左折時に細心の注意を払わなければなりません。
今回は,車が右左折し,他方,自転車が直進横断している場合に接触して起こる事故の過失割合について説明いたします。この事故類型は車と自転車の事故割合で最も多い印象です。
※参考:判例タイムズ38
目次
1,297図:自転車が歩行者横断歩道を青で横断
歩行者信号機ありの自転車が青信号で横断し,車が右左折する際に接触する交通事故です。
基本:自転車10:自動車90
時速や徐行の有無等様々な修正要素の適用があります。こについてはお問い合わせください。
2,298図:自転車が歩行者横断歩道を赤で横断
上記の事例で自転車が赤の場合の交通事故です。
基本:自転車60:自動車40
修正要素の適用の有無はお問い合わせください。
3,249図,250図:自転車が歩行者横断歩道ではない場合の交差点における交通事故の場合(双方青信号)
自転車直進・自動車右折(左の図)
基本:自転車10:自動車90
自転車右折・自動車直進(右の図)
基本:自転車50:自動車50
修正要素の適用の有無はお問い合わせください。
4,260図,261図:上記3の図で信号機がない交通事故の場合
上記3と全く同じとなります。
修正要素の適用の有無はお問い合わせください。
5,262図:同一道路の同一方向で信号機のある交通事故(自動車右折,自転車直進)
基本:自転車15:自動車85
となります。
合図の有無,徐行の有無などの修正要素の適用の有無はお問い合わせください。
6,289図:同一道路の同一方向で信号機のある交通事故(自動車左折,自転車直進)
自動車が左折の場合は右折と異なり5%自動車の過失は下がります。
左の図で基本:自転車10:自動車90
となります。
また右の図290図は,追い越しの場合で,
この場合は基本:自転車0;自動車100
となります。
修正要素の適用の有無はお問い合わせください。
7,291図:対向方向の直進自転車と左折自動車の交通事故
基本:自転車15:自動車85
となります。
修正要素の適用の有無はお問い合わせください。
8,まとめ
自動車と自動車の右折時のよくある事故類型を抜粋致しました。
このほかにも,一時停止の標識の有無や道路幅員の有無などもっと細かくみていくことが可能になります。
また各図で説明している通り,修正要素があります。
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弁護士 関真悟