Archive for the ‘むちうち症’ Category

【交通事故】追突事故

2017-10-23

車同士の交通事故で追突事故が最も多いと考えます(なお,追突事故も弁護士特約は当然使えます。)。

停車中や発進時に後方から追突されるのです。追突された被害者には,全く落ち度がない交通事故です。

 ● 追突事故も多種多様

追突された被害者は全く身構えていない状態ですので,衝撃は非常に強いです。

衝撃音とともに首や腰を捻って,強く揺さぶられ,車内で複数回打ち付けられます。

私道,国道,駐車場内,高速道路,右折時・・・・。

追突事故といっても,

・加害車両の速度が出ている場合,脳に損傷を与えることもありえます。

・事故直後から痛みが出てくることもありえます。

・事故直後に痛みがなくても,後になってから痛みがでてくることがありえます。

と事故態様等によって様々ですが,事故直後はきちんと警察(内容によっては救急車も)を呼ばなければなりません。

 ● 保険会社からの連絡が辛い場合

被害者には何らの落ち度がない追突事故ですが,当日または翌日から加害者側の保険会社から連絡がきます。

なぜ落ち度がないのに,何度も電話がかかってくるのか?電話自体が苦痛であるというお話もよく聞きます。また,同意書等の書類が送られてきて,何だか保険会社に丸め込まれてしまうのではないかと不安を感じたというお話もよく聞きます。

このような不安等は,弁護士をつければ,解消します。弁護士が窓口になりますので,弁護士がすべて対応します。

なお,ご自身が加入されている保険会社にも連絡をいれるべきです。搭乗者傷害特約や人身傷害特約に見舞金の特約がついている場合は,規程の通院日数を確認できると10万円程度の見舞金がもらえるからです。

 ● 物損をクリアしなければならない

車の損害で疑問点が出てくると思います。

修理費用と時価額という問題です。

例えば,修理費用が50万円で,車の時価額が30万円とすると,

保険会社は,修理ならば「30万円で修理してください」,買い替えるならば「30万円まで出します」と言ってくるかもしれません。

このときに,加害者が対物超過特約に加入しているのか,ご自身の保険に車両保険や新車特約がついているか,何年スパンでどのくらいの保険料が上がってしまうのか等の細かい話も必要になってきます。

物損で損をしないためにも弁護士をつけた方が良いのです。

買い替えの場合の初期手数料の請求はもちろん,時価額からの若干の増額の交渉もできる場合もあります。

● 追突事故は弁護士に相談するのがベスト

追突事故は,軽微・重大を問わず,早い段階で弁護士に相談することがベストです。

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【交通事故】むちうち後遺症

2017-08-12

むちうち後遺症について簡潔に記載します。

むちうちとは,主に頚椎捻挫,外傷性頸部症候群,外傷性頚椎症,頸部挫傷等の傷病名の診断を受けているものです。

後遺障害の認定においては,共通して,主に,①事故状況(物損状況,受傷態様も)②画像所見,③神経学的所見,④症状の一貫性(症状推移),⑤治療状況・通院状況,の5点が重要なポイントになってきます。

● 非該当と14級の差

14級は,上記①から⑤をみて,「将来においても回復が困難と見込まれる障害と捉えられるもの」が該当するものとされています。

認定理由のなかで,「外傷性の異常所見は認められず,後遺障害診断上,自覚症状を裏付ける客観的な医学的所見に乏しいことから,他覚的に神経系統の障害が証明されるものとは捉えられません。しかしながら,治療状況,症状推移なども勘案すれば将来においても回復が困難と見込まれる障害と捉えられることから,別表第二第14級9号に該当するものと判断します。」という記載がよくあります。

これによれば,⑤治療状況や④症状の一貫性(症状推移)でも認定され得るということになります。ただし,実際の実務では,画像所見や神経学的所見が全くない事案は厳しい結果になることがほとんどです。

● 14級と12級の差

頚椎捻挫後の神経症状が「局部に頑固な神経症状を残すもの」(12級13号),「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)に該当すれば,後遺障害となります。

14級9号と12級13号の違いは,「頑固な」が入っているかどうかです。

「頑固な」が入っているかどうかの違いですが,骨折や脱臼等の外傷性の異常所見や神経損傷等の明らかなものがない限り(あっても必ず認定されるものではありません),12級というのものはなかなか認定されるものではありません。

実務では,12級は障害の存在が医学的に「証明」できるものであり,他方,14級は障害の存在が医学的に「説明可能」あるいは医学的に「推定」されるものという区別で認定するという運用がされています。

以上むちうち後遺症のポイントを簡潔に記載しましたがより詳細を知りたい方は無料相談を申し込んでください。

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【交通事故】後遺障害手続きをする場合

2017-07-26

後遺障害手続きをする場合,お客様にも協力していただくことがあります。

お客様には,原則として,①印鑑登録証明書,②後遺障害手続用の委任状,③画像,④後遺障害診断書の4点を揃えていいただきます。

①は,区役所や市役所で取得してください。

②は,当事務所で用意致しますので,ご記入お願いいたします。

③は,通った病院で撮影したMRIなどをCD-ROMにしてもらう等して取得してください。

④は,医師に作成してもらってください。④を更に詳細に記載してもらうために当事務所で用意してある別の資料もあります。ご希望される方には交付するので,作成してもらってください。

画像取得や診断書作成で文書費等が発生してしまいます。後遺障害が認定された場合には,これらの費用は交通事故と因果関係のある損害になりますので,きちんと請求することができますので,ご安心ください。

なお,画像を取得しないまま後遺障害手続きをすると,自賠責調査事務所より,〇〇病院の画像と〇〇病院の画像を取得してください,という手紙が届きます。われものシールと取得費用を支払いますので領収書を添付してください,というお知らせが届くのです。なんと,着払い伝票も入っているのです。実費対策になりますが,最初から取得しないで費用対策で申請するのではなく,「他の病院の画像も取得してください」というときだけにこれを利用するべきです。

【交通事故】傷害による損害の先行示談

2017-06-25

交通事故の損害は,①傷害による損害,②後遺障害による損害,にわけることができます。

①傷害による損害は,症状固定時に確定します。

②後遺障害による損害は,症状固定後に手続きをし,審査の結果,後遺障害に該当すると判断された場合に限り,発生します。審査の結果がでるまでには,2か月以上かかる場合もあります。

原則として,①と②はあわせて示談交渉をするのですが,お客様によっては「2か月以上も待てない」「生活費が足りないので,慰謝料を先にもらえないのか」という希望があるかと思います。

このような希望がある方の場合,①傷害による損害の先行示談ということができます。傷害による損害(傷害慰謝料,休業損害,通院交通費等々)だけ先に示談をしてしまう方法です。これによって,例えば,2か月以上も待つことなく,90万円の示談金を先に獲得することができるのです。

注意が必要なのは,傷害による損害の先行示談をする場合,示談書や免責証書には,必ず,後遺障害は別途,後遺障害を除くなどの文言を入れなければなりません。

傷害による損害の先行示談は,弁護士が行う場合,当然ですが,弁護士基準にて,示談書や免責証書には細心の注意を払って示談をしますので,お任せください。

【交通事故】警察への届出義務

2017-06-19

交通事故が起きたら,警察への届出は義務です(道路交通法)。

加害者から名刺を渡され「治療費を払うから警察に届けないでおさめてくれませんか」と言われても,絶対に警察への届出をしなければなりません。

救急車に運ばれるような事案ならともかく,軽微な事案であればあるほど要注意です。

人身事故として届出をしておきましょう。人身事故として届出をすると,①事故証明書,②実況見分調書が作成されますので,そもそも事故が起きたか,事故態様がどのようなものだったのか,という証拠ができあがることになります。

なかには,事故で全く怪我してないと思ったので,物損事故として届出をしてしまったという方がいます。むちうちではよくあるのですが,帰宅後に痛くなった,1日後に違和感が出たという方がいます。物損事故のままであると,あくまで物損ですので,治療費等の損害が請求できるのかという問題が出てきてしまいます。そのため,物損事故で届出をした後,痛みが出たという被害者には,病院の診断書を警察に持っていき,人身事故に切り替えてもらうようアドバイスすることが多いです。

もっとも,保険会社に,「人身事故証明入手不能理由書」を提出することで,民事上の処理では人身事故として取り扱ってもらうことはできますが,弁護士としてはこのような事案はなんだか気持ち悪いというのが本音です。

交通事故の問題は,初期対応を含め,早期に弁護士に相談することが大切になります。

【交通事故】むちうち症と神経学的検査

2017-01-19

交通事故でむちうち症になった方,神経学的検査はしっかり受けていますか?

 神経学的検査は,画像所見と同様に,自賠責損害賠償責任保険後遺障害診断書に記載されます。

外傷性の画像所見がない場合でも,自覚症状を説明する神経学的所見があると,14級が認められる可能性があります(その他に,事故状況,症状の一貫性,通院状況が考慮されることは言うまでもありません)。

 今回は,むちうち症の代表的な神経学的検査を頸部に限定して簡潔に記載します。

 ● スパーリングテスト

神経痕を誘発するテストです。

頭部を痛みのある側に傾け,医師が頭部を圧迫し,頸部から上肢に痛みやしびれがあるかどうかをみます。検査結果は,+(陽性),-(陰性)等と表示されます。

 

● ジャクソンテスト

神経痕を誘発するテストです。

頭部を可能な限り後屈させ,医師が患者の頭部を上から下に押し下げ圧迫を加え,頸部から上肢にかけて痛みやしびれがでるかをみます。検査結果は,+(陽性),-(陰性)等と表示されます。

 

● 深部腱反射テスト

腱をゴムのハンマーで叩き、筋に刺激を与えたときに起こる反射(筋収縮)の有無を確認する検査です。

中枢性麻痺(脊髄に異常)が認められるときは、反射は亢進を示します。末梢性麻痺(神経根に異常)が認められるときは、反射は低下、消失します。検査の結果は、亢進(+++)軽度亢進(++)正常(+)低下(±)消失(-)等と表示されます。

 

● 筋萎縮テスト

筋萎縮の程度を測る検査です。

継続的な神経の麻痺があると筋は委縮するという前提のもと,両上肢の肘から10cmのところの上腕部と前腕部の腕周りを計測し,周径の左右差があるかを検査します。

 

他にも,握力検査知覚検査徒手筋力検査など各検査がありますが,説明を省略します。

 自らが治療・リハビリ中に何の検査を受けているのかをしっかり把握して,場合によっては医者に検査を実施するように伝えてください。

               関総合法律事務所 弁護士 関 真悟

【交通事故】むちうち症と画像所見

2017-01-15

交通事故でむち打ちになってしまった方はMRIを撮ってください。

(むち打ち≒頚椎捻挫,外傷性頸部症候群,腰椎捻挫などの傷病名の診断を受けていること)

 ■ X-Pだけではなく,MRIを撮る

 X-P(レントゲン)は,骨折しているかどうかを確認するのに,当然撮影すべきのですが,やはりそれ以上のことはわからないというのが事実です。

 MRIは,骨だけではなく,まさに神経や椎間板といったところがわかります。

X-P(レントゲン)では椎間板の狭小化などがわかないですが,MRI検査では椎間板の変性や膨隆の程度、脊髄の圧迫状況まで把握することができるのです。

 MRI検査で所見があると,手足や指のしびれ,肩こり,頭痛,眩暈などの自覚症状を裏付ける決定的な証拠になります。

 

■ 医師にMRI撮影をお願いしてもよい

 実際にあったことなのですが,初診日にX-P(レントゲン)を1度撮影しただけで,異常なしと記載され,それ以降はMRIなどの画像を撮っていなかったということもありました。

 なので,そのような事案の場合には,医師にMRIを撮るようにお願いしたほうがよいと思います。そして,できれば3.0ステラ以上のものだとよりよいです。また,MRI撮影のみを行うことのできる専門機関もあります。

 

■ MRIで異常なしでも14級の可能性

 画像所見で異常なしだった場合でも,後遺障害の獲得を諦める必要はありません。

14級は,「局部の神経症状を残すもの」です。事故によって,医学的に神経症状を残すものと証明までできなくても説明できればよいのです。

神経学的検査をはじめ,症状の一貫性,治療状況,事故態様(物損状況),などから「局部の神経症状を残すもの」だと説明できれば,14級を獲得することができます。

                                              以上

                         関総合法律事務所 弁護士  関  真 悟

【交通事故】事故直後の写真撮影の重要性

2016-12-21

事故直後は身体の痛みやパニックで余裕がないかもしれませんが,

むち打ち症の場合(腰椎捻挫や頚椎捻挫),「事故状況」や「車両損傷状況」の写真を自ら撮影しておくとよいと思います。

 ・「事故状況」であれば,実況見分調書

・「車両損傷状況」であれば,修理工場の見積書と写真(保険会社のアジャスターという査定担当者も関与しています。)

 があるので,わざわざ写真撮影をしておく必要はないのではないか?

と思われるかもしれません。

 確かに,上述の物は作られますが,

実況見分調書に立ち会いましたか?

アジャスターの査定に立ち会いましたか?

といったところです。

 やはり事故というものは過去の一時点の出来事で,時間が経過すると,作られてしまった証拠から認定される事実を覆すことが難しくなってきます。

 物損は当然,過失割合や事故態様で争いがある場合,被害者が撮影した写真というものが欲しいと思うことがよくあります。

 更に,「事故状況」や「車両損傷状況」は,自賠責調査事務所が後遺障害の有無を判断する要件のなかの1つですが,最近は重視される傾向にあるので,被害者請求で後遺障害等級申請手続きをする場合にも欲しいところです。

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